本の要約シリーズでは、私が実際に読んだ本の中から「これはためになった!」と感じた本を要約して紹介しています。
今回は、目標実現の専門家である大平信孝さんの 『先延ばしは1冊のノートでなくなる』をご紹介したいと思います!
Contents
本を読む前にチェックすべきポイント
この本をおすすめしたい人
この本は、以下のような方にオススメです。
- 何でも先延ばしにしがちな人
- 目標設定が苦手な人
- 色んな自己啓発本を読んだけれど、いつも3日坊主な人
「先延ばしはしない方がいい」と理解はしていても、つい先延ばしにしてしまう。目標を立ててみたけれど、何だかしっくりこない。
毎日のルーティンやノート術を読んだけれど、続けるのが苦手な方にオススメの一冊です。毎日ノートに記入する項目は、たった4つで時間は3分だけ。どんなに続かない人でも、まずは3分確保するところから始められます。
『先延ばしは1冊のノートでなくなる』の概要
本書の目次は、以下の通りです。
- 第1章 「先延ばし」を撃退!目標設定の仕方(気合いと努力だけでは先延ばしはなくならない;過去と今の延長線上の未来から抜け出そう ほか)
- 第2章 驚くほど行動力が高まる 行動イノベーションノートで大革新(目標に向かって行動したくなる「行動イノベーションノート」;たった3分 行動イノベーションノートのはじめ方 ほか)
- 第3章 やりたいことを実現しはじめる人が続々!行動イノベーションノートの3つの実例(Mさんの場合―大手機器メーカー事務職、34歳・女性;Hさんの場合―大手IT企業企画開発部門、29歳・男性 ほか)
- 第4章 飽きない!だれない!あきらめない!行動イノベーションノートを楽しく続ける工夫(10秒アクションはあれこれ考えすぎない;1週間続いたときの「ごほうび」をつくろう ほか)
上記の目次は、各書店・電子書籍サイトの試し読みでも見ることができます。気になる項目がある方は、是非チェックしてみて下さいね!
本書を読んだ感想やその効果
「ぶっとんだ目標」と「10秒アクション」を書くだけ!
目標設定の方法や10秒アクションの内容については、本書またはこちらの動画をご覧ください。
動画では、大平先生ご本人が本書に関する詳しい説明をされています。実際に、私が実践して気づいたことは以下の3つ。
- よりオリジナルな目標を立てることができた
- 目標・目的・日々の行動がリンクした
- 「先延ばしはもったいない」と心から思えるようになった
よりオリジナルな目標を立てることができた
「夢」や「目標」と聞くと、どうしてもありがちな目標を書きがちだったのですが、それが「本当に自分が目指したいと思える目標」に近づきました。これまでは「いい家に住みたい」「クルーザーで世界一周したい」といった目標を立てていたけれど、いざ自分の心に正直に目標を眺めてみると、「正直、家は高級じゃなくていいし、クルーザーに乗りたいなんて思っていない」と気付きました(笑)
もちろん「ぶっとんだ目標」を立てるにあたっては、今の自分では達成できないような目標を書くことは大切です。けれど、心から達成したいと思う目標でなければ、「その目標に向かって毎日行動したい」とは思えないということに気づかされました。
目標・目的・日々の行動がリンクした
自分が納得できる自分だけの目標が見つかったことで、目標に向かった行動ができるようになりました。
過去にも目標を立て、それに取り組み続けたことはあったのですが、毎回途中から「どうして自分は頑張っているんだろう?」「何のために行動しているんだっけ?」と目標を見失うことも多かったんですよね。
けれど、目標が固まり、それに向かって行動しているという自覚があると、目標を見失ったり疑ったりするムダな時間が減りました。
その理由は、毎日10秒アクションを書けるようになったからだと思います。取り組み始めた当初は、何を書いていいかわからなくなった時期もありましたが、続けていくことで自然と書けるようになっていきました。
「先延ばしはもったいない」と心から思えるようになった
一番変わったのは、「先延ばし」の捉え方です。人間は皆、先延ばしをしてしまう生き物であって、自分だけが怠け者。というわけではありません。
そして、ぶっとんだ目標があることで、そこにたどり着くまでには毎日少しでも目標に向かって行動する時間が必要になります。そうなると、だらだらテレビを見て過ごす時間や、ムダな飲み会に行っている時間は時間の浪費。「後からやろう」は、目標から遠ざかる行動だということが心で理解できます。
これまでは「先延ばしはいけないこと」と頭だけで理解していた部分が、「目標に向かって行動したい!」と気持ちが変わったことは大きな変化だったなと思います。